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人工関節センター

人工関節センターのご案内

当センターは、人工関節手術に特化した最高レベルのチーム医療を行うために、2010年4月に設立されました。最先端の医療技術を用いた手術はもちろんのこと、人工関節手術に特化した看護、リハビリテーションを提供する全国でも珍しいユニークな医療チームです。
当人工関節センターには3つの大きな理念があります。

第1は、「安全な医療の提供」です。手術を受けられる患者様は中年期以降の方がほとんどで、合併症をお持ちの方が多いのが現状です。当院では、安全に手術を行うために、十分な手術前検査を行うと同時に、合併症に対しては他科の医師とともにチームで対応しています。

第2は、「最先端の医療の提供」です。日本での人工関節手術の歴史はまだ50年あまりで、技術や素材の進歩は目覚ましいものがあります。2020年からは手術用ロボットも導入し、最先端の技術を用いた正確な手術が安定して行われるようになりました。当センターで行った人工関節手術は、すでに2500例を超えていますが、その経験はデータに蓄積、解析して、よりよい治療のための臨床研究を続けています。国内外の学会や論文で発表を行うと同時に、他施設のエキスパートたちと情報交換を行うことは、常に最先端医療の提供を行うためには重要です。小さなキズ、きれいなキズはもちろんのこと、緻密な術前計画を立て、個別に最適な人工関節と手術方法を選択しています。最近では手術見学施設として、全国の人工関節医の研修の場としての機能も果たしています。

第3は、「快適な医療の提供」です。人工関節置換術は、日常生活をより快適に行うためのQOL(Quality of Life:生活の質)改善を目的とした手術です。それだけに、より快適な入院生活をお送りいただくことが重要だと考えています。手術翌日からウォシュレット付きトイレが利用できるように数日間は専用個室での管理を行ったり、先に手術を受けられた患者様と情報交換ができるようにディルームで集まって食事をとれるようにしたり、快適な入院生活のための様々な工夫も、当センターならではの特長です。その他、外来で手術日程が決定した直後から、同じ専門看護師チームが対応する体制や、担当理学療法士による専門的なリハビリテーションも、ご好評をいただいております。

膝関節や股関節の痛みのために思うような生活ができない方は、一度当科を受診してみられてはいかがでしょうか。

人工関節センター業績(2007年以降)

業績一覧

(1019KB)

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