院長挨拶 藤井裕之
小郡第一総合病院のある山口市小郡地区は、山口県のほぼ中央にあり、新幹線、高速道路、空港へのアクセスが非常に良好な、県の交通の要衝にあたります。当院からほど近い新山口駅周辺では現在も開発事業が進んでおり、小郡地区は山口県の玄関口として、ますますその重要性を増してきています。
当院は、その小郡地区で昭和23年より、地域の皆様とともに歩んでまいりました。現在では、山口県央部の地域中核病院の一つとして、吉南地域の唯一の二次救急病院として、地域医療を支えています。内科・外科をはじめとした総合病院機能のほかに、当院では特に、整形外科領域や眼科領域に力を入れており、県央だけでなく広い地域から患者様にご来院いただいています。リハビリテーション部門では、各診療科とも連携して、がんリハビリテーションや心臓リハビリテーションへの対応も始めました。今後も、当院の特色を生かした形で、今まで以上に地域医療に貢献したいと考えています。
地方の人口減少や、少子高齢化の波は容赦なく襲いかかってきています。地域医療を支えていくためには、地域の病院、クリニック、介護施設や訪問看護ステーション、あるいは行政も含めた医療関係者すべての円滑な協力体制が重要です。当院では、地域の医療関係者の皆様や患者様と、より緊密でオープンな関係を築けるよう努力していく所存です。また、患者様に安全で最高の医療が提供できるよう精進してまいります。引き続き、皆様のご支援とご協力をよろしくお願いいたします。